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強化月間! 

びっくりだよ!

↑にしおかすみこさん風に、お願いします。


最近、カレンダーを使い始めまして、便利すぎて困って?ます。笑
てか、ワードとかエクセルでこしょこしょ作成していた、今までがアフォみたい!!

そんなことは、まあ、いいとしてですよ!
すっかり放置されていた更新予定を、
強化月間として、さっくり紹介していきたいと思います。

忘れていた訳ではないのですが、9月からアホみたいに忙しく、
特に8月末から9月頭が忙しくて、更新予定を8/25に掲載してから、2ヶ月近く経ってしまってます。
本当にびっくりです!!


年内に更新仕切ってしまう為にも、再度、更新の内容を掲載します。
平成24年度4月からの内容です。
(済んだものから、日付を入れていきますね)

■プライベート
4月  9/3掲載 11/17
5月  11/18・19 掲載予定
6月
7月
月ごとにまとめて掲載

■エフエムつやま

・YOU GOTT@!780
NK-2
4月~6月
7月~8月

・テラネタリウム
4月~7月    11/15
8月~11月

・ドリナビ
2期(4月~6月)  8/29更新
3期(7月~9月)

ときめきサタデー
6月~10月

・イベント
ウイークエンドミューズ   11/21掲載予定
ごんごまつり

その他
エフエムつやま関連あれこれ・・随時





今年もやります!アニバーサリー!!
12月24日でエフエムつやまも3周年を迎えます!

3周年イベント

12月23日(日)午後5時~9時


京町スクエアより

公開ラジオ生放送・決定!


各パーソナリティが力を出しあい、放送をお届けします。

エフエムつやま京町スクエアに遊びに来てね!

BLOG内でも、少しづつ告知していきます。
ラジオドラマも良かったら聞いてくださいね☆
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ヒマワリ 

ブログ更新強化月間!

お題ケリ倒し企画☆最終編!!




ヒマワリ


窓から見える景色は変わらないけど、季節は確実に動いている。
季節が変わるという事は、自分も同じではないんだろうか。

ツトムはぼんやりとそんなことを考えながら、美術室から見える中庭を眺めた。

美術室は中庭に面していて、砂地と石と針葉樹が、年中緑色をたたえてひっそりと息づく。
窓も下の方に付いている為、日当たりもあまり良くない。
辛気臭いと言えば辛気臭いこの場所で、ツトムは一人、椅子に座っていた。

ツトムは中学生だ。部活はスポーツ系だし、美術とか芸術めいたことと自分は無縁。
それなのに美術室にいるのは、授業中に提出する予定の作品が完成しなかったためだ。

平日、一日だけ部活のない曜日がある。本来なら帰宅すべきであるはずのこの日、
残されて作品を提出してしまうことになった。

「ついてねえ」
「しけてんな!」

その時、一人の男子学生が美術室に入ってきた。

「ヒロシか。遅いよ」
「おお。とっとと終わらせてしまおうぜ」
「先生は?」
「会議があるから、自分達でしてろってさ。終わったら様子見に来るらしい」
「帰っちゃおうかな」
「美術は課題点が大きいって、お前も知ってるだろ」
「お前みたいな優等生が、居残りとか」
「俺のはただの推薦狙い。つうか、俺の壊滅的な美術センスを知ってて言ってるのか」
「まあ、俺のセンスも負けねえ」

ツトム達はがちゃがちゃ言いながら道具を出してきて、作品をテーブルの上に広げた。
水入れに水を入れ、バシャバシャ音を立てながら筆を洗い、紙に色をのせていく。
照れもあり、最初は色々喋っていたものの、
そのうち言葉少なになり、終いには無言で筆だけを走らせていく。
画用紙の白い部分が、次第に色で染まっていった。

「なあ、お前のそれ、クマ?」
「お前分かってて言うなよ。ヒマワリだよ」
「知ってた」
「お前な」
「中だけしか塗ってないからかなあ。花びらは何でないんだよ」
「ほとんど付いて無かったんだ」
「花びらの付いてないヒマワリが、夏の思い出っておかしくね」
「まあ、俺のはこれでいいんだ」

ツトムの作品は、青空を背景に描かれたヒマワリだった。
しかも、花が終わりかけて、茶色い種の部分が主で描かれていた。
このヒマワリをモチーフにしたのは、訳がある。
ツトムの家の庭には、少しの畑があって、その向こうにはいつもヒマワリが咲いていた。

毎年花が落ちる頃、種をとった。
その、種を取るのが、ツトムは好きだった。
種を取る作業も楽しかったし、
その種を飼っていたハムスターにあげるのが本当に楽しかったのだ。
夏と言えば、ヒマワリの種。
でも、去年の秋にハムスターが死んで、今年は種を取らなかった。
中学になって部活が忙しかったこともあるけど、
夏の終わりに庭のヒマワリを見た時、胸が少し痛んだ。
種を取らないヒマワリは、だんだん萎れて、そのうち茶色くなっていった。

来年は、種を取ろう。
ハムスターも、また飼ってもいい。

ツトムの気持ちが、来年も一緒かどうか、それはツトムにも分からない。
ただ、今年のヒマワリは、この絵の中で残しておく。

「てか、やっぱクマじゃね?」
「クマだな」

残念ながらツトムの表現力では、種の部分の複雑さは表しきれていない。
だが、茶色く頭の大きなヒマワリは青い空の下、しゃんと立っていた。









終わり







一月はBLOG強化月間「お題ケリ倒し企画」これにて閉店!

ナッカンは閉店しましたが、みなさんからの力作があれば、受け付けますので、
お題のコメント欄にてお知らせください。

一ヶ月間、本当にありがとうございましたああ・・・・!!!

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郵便局 

~1月はBLOG更新強化月間~


お題ケリ倒し企画!
いよいよラストスパートDEATH!





郵便局


「おばあちゃんはな・・・」
(また始まった・・・)
ヒロシはもぞもぞとお尻を動かした。

ヒロシは祖母と共に居間に居た。
今日は1月にしては暖かい日だ、とテレビが繰り返していたが、
1月は1月。寒いものは寒い。
ヒロシはそう思っていた。
コタツの中で足を組みなおす。

「おばあちゃん、まあ、みかんでも食べたら?」

ヒロシは孫だが、祖母と一緒には住んでいない。
斜向かいにヒロシの家はある。

とにかくこの祖母と言う人は元気が良くて、
チャキチャキしているものだから、母は苦労していた。
見かねた父が、もともと畑だった土地に家を建てた。

それまで同居だったが、家が離れたことで、ご飯も就寝も風呂も別。
もともと祖母は古い人だから、生活サイクルが違うのだ。
母だけでなく、祖母のほうも家が別になり、息が出来るようになった、
ヒロシはそんな風に感じた。

今日は日曜日。
ヒロシはしがない高校生で、しかも今年は受験。
こんなふうにコタツでのんびりする時間はないはずなのに・・・。

「それでな。おじいさんいう人が、立派で。当時は建物も素晴らしゅうて・・」
「そうなんだ」
「そうなんだじゃないで。とにかく他にゃあありゃあせん。」
「立派だったんだ」
「ほうじゃ。ほんで、ラジオ体操じゃあゆうたらうちの前に皆集まって」
「え、郵便局に?」
「お前は何をゆうとるんなら。うちが郵便局じゃがな」

とにかく祖母の話は同じ内容が多くて、
近頃ではボケが始まったとかで、認知症とか病気だからとか父は言ってたけど、
とりあえず、はいはい。と言っておかないとうるさい。
しかし、適当にはいはいだと、怒り出すので、返事の加減が難しい。

祖母の話だと、うちが郵便局で、父は局長で、地域のみんなに慕われていて、
祖母にはそれが自慢だったようだ。
その気持ちと少しでもずれた返答をしたものなら、また同じ説明を受けたり、
あるいは怒り出すので大変だ。

「あ~、おふくろ早く帰ってこんかなぁ」
「何かゆうたか」
「なんも言わんよ。おばあちゃんのお父さんは、ええ人だったんだね」
「ええ人じゃない。立派な人じゃ」
「立派な人だったんだね」
「よう分かっとるがな。お前会うたことがあったかいな」
「ないよ。なくても分かるの。」
「お前は、おじいさんに似とるな」
「え?」
「おじいさんと会ったんも、ここだったんじゃ」
「え、郵便局?」
「郵便局じゃない。うちが郵便局だったんじゃがな」

祖母の父、曽祖父はヒロシが生まれる前に亡くなったので、全く知らないが、
祖父の方は、ヒロシが幼い頃、可愛がってくれていた。
そして、ヒロシがまだ10才にならないうちに亡くなった。
それからだ。祖母は少しキツクなったようにヒロシは思った。

「どうやって知り合ったの?」
「じいさんとか?」
「おじいちゃん、お客さんだったの?」

祖父が亡くなってからというもの、祖母は祖父の事を口にしなくなった。
そんな祖母を気遣い、みんなもあまり口にしていなかった。
その祖父の話を、祖母から聞くのは、とても珍しいことだった。

「ほうじゃあ。好青年だったで。私しゃあ、ここの仕事を手伝っとったけんなあ」
「そうなんだ」
「じいさんは毎日の様に手紙を出しにきてな」
「うん」
「実はな、それ、全部自分におくっとったんじゃあ」
「えっ。なんで」
「ばあちゃんもじいさんの名前、知らなかったしなあ。」
「ええっ。まさか、ばあちゃんに会うために?」
「みたいじゃなあ」
「えー」
「ほれで、後で、見せてくれたん。今日も会えたとかな、手紙には全部私のことが書いてあったんじゃ」
「わあ~。情熱的じゃなあ」
「ばあ~ちゃん、見せられた時は恥ずかしかったけどな。嬉しかったあ」
「おじいちゃんやるなあ。手紙はまだあるん?」
「そんなん、内緒じゃ」

祖母はそう言うと、フフフ・・と、笑った。
その笑顔は、まるで子どもの様に無邪気だった。

郵便局。
祖母がそう繰り返していた建物は、もう、とっくに無くなっている。
祖母も本当は分かってる。ただ、その時のイメージが、胸に強烈に沸き起こるのかも知れない。
ヒロシはそう思う。
外から写したモノクロの写真を一度見せて貰ったことがある。
木造であるだろう建物には、木の匂いがして、
床はキシキシと軋んだ音を立てたのだろうか。

そうして、その中で、カウンターには祖母が居て、
祖父が、ドアをガタガタと開けて・・・。

ヒロシが取り留めなく考えていると、玄関の方で音がした。
母だ。
ヒロシは少しほっとしながら、おかえり~と、声をかけた。







終わり

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白熱電球 

1月はBLOG更新強化月間!!

お題wo次々ケリ倒していこうZE☆
略して「お題ケリ倒し企画☆」中!



白熱電球


家具が運び出された部屋は、同じ部屋だったと思えないくらい、広さが違って見える。
ヒロミは、バケツの中に雑巾を入れぐるぐると混ぜながら、そんな風に感じた。

試しに、部屋に向かって声を出してみる。
「あ!」という短い言葉だが、広がって響いているような気がした。

「ヒロミ~。ヒロミ。どうした?」

廊下から、父親の声がした。

「何でもない!」
「そうか。もうそっちは済んだのかい?」
「だいたい済んだよ~」
ヒロミは雑巾を絞ってバケツの縁にかけると、バケツを持って廊下に出た。

ここは良くある市営の団地だ。
2階建ての建屋で、四角い箱の様な、いわゆる長屋という形態の住宅だ。

ヒロミは幼い頃からここに住んでいたが、最近、両親が家を建てた。
父親の転勤が、この先ないと分かったからだそうだ。
家は父親の実家の隣に建てられた。
そう大きくはない家だが、昔から一軒家に憧れていたヒロミは、この引越しが楽しみで楽しみでならなかった。

荷物を全て運び出した後、鍵を渡しに行く前に少し掃除をした。
どうせ業者が入るのだろうが、簡単に掃いて、床と壁を雑巾で拭いた。

掃除道具を車に積み込んでいると、母親が段ボールから電球を取り出した。

「あれ。お母さん、それ、どうするの?」
「忘れてた。付け替えるのよ。はい」

母親は父親にそれを渡した。
「はいはい」
父親は掃除にも使っていた脚立を出してくると、玄関でそれを広げた。
そして、母親から電球を受け取ると、付け替え始めた。

「なんで新しいのにするの?」
「新しい家には別の電球が付いているからね。白熱電球は使わないんだ」
「その電球は使えないの?」
「そうだね。昔は白熱電球ばかりだったんだけどね」

白熱電球・・・。ヒロミは聞きなれないその言葉を、口の中で繰り返した。

「いいのよ。ここの電球はそろそろ切れる頃だったんだから。」
母親はそういって、空になった2つ入りの電球の箱を、小さく畳んだ。
「さ、行きましょ」

ヒロミは家を出る前に、もう一度玄関を振り返った。

狭くて、天井にシミがあって怖いし、畳と押入れが古い感じがするし、
それに押入れの中はすぐにカビが生えたり、臭いから嫌だった。

でも。それでも家族で過ごした思い出は沢山あって。
この玄関の灯りは、小さい頃から好きだったな。

もしかしたら、すぐに忘れてしまうのかも知れない。それでも。
ヒロミはここの灯りが毎日優しく迎え入れてくれていたのを、
暖かなオレンジ色の光に癒されていたのを、覚えていようと思った。



終わり


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時刻表 

~1月はBLOG更新強化月間!!~
お題wo次々ケリ倒していこうZE☆
略して 「お題ケリ倒し企画☆」 かろうじて展開中!







時刻表


静かに、だが時には大きく、一定のリズムを刻んで、振動する。
その音と動きに身を任せながら、ツトムは実家に帰省していた。

単線ローカルの1両編成。
夕暮れに少し早い車内に乗客は少なく、
高齢の女性と数人の学生が、それそれに沈黙を守っている。
ツトムの降車する駅は、終着駅のひとつ手前だ。
かたんかたん。かたんかたん・・。という音を聞いていると、
手にした文庫が進まず、ウトウトしそうになる。

ツトムは都心の大学に進学し、卒業後はそこで就職した。
初めての就職で懸命になる内、気が付けば5年以上家に帰っていなかった。
次第に夕暮れが深まる中、窓の外を眺めると、そこには自分が映っている。
窓に映る自分は、ただの平凡なサラリーマンだ。

実家とはいえ両親は居ない。
大学卒業前、事故で揃って亡くなった。
内定を喜んでいてくれた親の事を思うと、就職をやめて地元に帰るという選択は取れなかった。
実家は祖父母だけになったが、老いた祖父母は、ツトムにとっては守ってくれる存在であり、
逆に自分が支えるということも、当時の自分にはピンと来なかった。
実感がなかった、とでもいうのだろうか。

その時、車内の沈黙を割るように、駅名が告げられた。
目的の駅にもう少しで到着する。
窓の外はもう、薄暗くなっていた。

ツトムは手にしてした文庫本にしおりを挟むと、鞄にしまった。
そして、コートのポケットから手袋を取り出し、身につける。

プラットホームが一つの小さな駅に、電車がゆっくりと停車した。
降車の駅に到着したのだ。
降りなければ・・。
ツトムは荷物をまとめ立ち上がった。
他の人は終点まで乗るのだろう。誰も立ち上がろうとはしない。

ツトムがホームに降り立ったその後ろで、ドアが閉まっていく。

無人のホームは、学生の頃から特に変わった様子はなかったが、人が、居ない。
駅前の商店のぼんやりとした灯りも、以前に比べ、賑わいに欠ける気がした。

無人の改札に券を入れ、通り抜ける。

目の前のがらんとした駅に、これから帰る祖父母の待つ自宅に、
同じような寂しさの様なものを感じる。老いた、とでもいうのだろうか。

その時。待合を眺めるツトムの目に、時刻表が飛び込んできた。
新しくなって字が大きく表示され、蛍光灯の灯りに白く光っている。

ツトムが学生の頃も本数が多くは無かったが、タイヤが変わったのだろう。
昼の本数が少なくなり、朝夕の通勤時には、それでも少しは本数があるようだ。

この駅に特急は止まらない。
終点の駅から特急に乗るのも手だが、
ツトムは手帳を取り出し、帰りの上り電車の時刻をメモした。

駅舎は寒かったが、車内は暖かかった為、震えずに字が書けた。
いくらもかからず作業を終える。
手帳を胸にしまったツトムは、荷物を手に歩き出した。

ツトムが去った駅舎はまた、静かに人を送り出し、迎え入れるのだろう。
名も無い小さな駅だが、駅前に幾つかの商店があり、近くに住宅地もある。
少しずつ寂れていく中でも、同じように営みは繰り返されている。

冬の夕暮れ。
無人の駅舎の中、壁の時刻表が静かに、待合の椅子を眺めていた。




終わり

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